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大学院入試説明会の案内

2021年度大学院入試に向けた大学院生命環境科学研究科の入試説明会は,新型コロナウィルスの感染防止のため実施しません。
その代わり,大学ホームページに大学院入試特設ページを開設しました。 → こちら
あわせて,生活環境科学科目群に関する補足事項や,各教員からのビデオメッセージも掲載しました。 → こちら
大学院に関心のある方はぜひご覧ください。





生活環境科学科目群は,人間を取り巻く多様な環境要素および,人間と環境の様々な相互関係を探求できるユニークな教育・研究の場です。住居・建築系を基盤とした多彩な分野の専門家を揃えており,高度な専門教育研究を推進しています。

住環境文化学

住環境文化学

住環境の歴史・文化と住環境を取り巻く生活の諸課題に挑む

住環境計画学

住環境計画学

都市・建築・インテリア・生活用品の計画・設計に挑む

住環境機構学

住環境機構学

住環境の安全性・快適性・持続可能性の機構の諸課題に挑む


当学科・研究科の3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

卒業認定・学位授与の方針

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成・実施の方針

アドミッション・ポリシー

入学者受入の方針


研究・設計事例紹介

高齢者の居住環境整備の方法―日本とフランス

長寿化がすすむなか,一人暮らしの高齢者が増えています。日本では,介護保険制度が始まって20年になります。しかし,誰もが安心して自宅にとどまれる状況を実現するにはなお多くの課題があります。住まい,住環境もその1つです。本研究室では,社会的な配慮を要する人々の住まいや住環境を適切に整える仕組みを考えています。その一環として現在,居住分野における日本の高齢者支援の取り組みを,住宅政策が充実しているフランスのそれと比較する研究に取り組んでいます。日本では,互助を促進するなど,在宅を支援する地域社会の取り組みに着目し,それらが成立した背景やその持続可能性などを検討しています。

檜谷美恵子(住生活学研究室/住環境文化学)



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子育ち,子育てを支援する居住空間を考える

子育てを支援するとともに子どもの育ちの環境を豊かにする住環境に求められる空間とはどのようなものでしょうか。本研究室では,他大学の研究者と連携して,京都府が整備した子育てをサポートする団地を対象に,それが居住者,特に子どもをもつ家族にどのように評価されているのかを探っています。また,団地の共用空間を子どもの遊びや学びの場としてうまく活用するために必要な取り組みを居住者とともに考えるワークショップを行うなどしています。この研究では,住まいや住環境に対する日常の具体的なニーズを捉えて,空間整備の在り方や,利用方法を考え,それを社会としての取り組みにつなげていくことを目指しています。

檜谷美恵子(住生活学研究室/住環境文化学)



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エコライフの普及を目指して:表現の差異がマイボトル利用の普及・啓発に与える影響

①「マイボトルを使わずにペットボトルを買い続けると,3年間で約140,000円も損しています!」
②「ペットボトルを買うのをやめてマイボトルに変えることで,1か月で約4,000円もお得です!」
あなたなら,どちらのメッセージの方が,マイボトルを使おうという気になりますか? 実はこの2つの意味することはどちらも同じです。しかしこのように表現によって受け止め方が変わる可能性が理論的に示唆されています。こうした理論等を踏まえて,マイボトル利用行動の普及・啓発活動について分析したのがこの研究です。写真のように複数回のイベントでブースを出展し,表現を変えたポスターを展示して,参加者の意識の変化を分析しました。本研究室では,そのほか衣食住にかかわる環境に配慮した行動の普及を目指して,社会実験や調査,理論研究等,さまざまな研究を行っています。

山川 肇(環境配慮型生活学研究室/住環境文化学)



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京都の建築文化と北山の林業集落

川端康成『古都』の舞台にもなった,中川北山。大学から車で40分ほどの山村です。ここは「北山丸太」と呼ばれる杉銘木の,歴史的産地。北山丸太の柔らかな光沢や,しぼ(絞)の入った細やかな木肌は茶室や数寄屋の建材として好まれ,京都の建築文化を支えてきました。
このように都市や建築とその文化を成り立たせている土地の空間や社会の仕組み,その歴史を,丹念な調査によって捉えていきます。
わたしたちは建築や都市の理解と考察を深めることを目指して,それに関係するさまざまな土地を,地質・地形・水系などの基盤的要素,植生,気候,なりわい,人びとの暮らし,民家,集落などとの関係を相互に行き来しながら横断的に考えます。それは,生活文化の現象と深層を通じた思考です。
都市や建築は,それ自身で自律しているわけではありません。都市や建築を底から支えている事物の構造と時間,連環を,さまざまなフィールドから考察します。

松田法子(生活文化学研究室/住環境文化学)



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祇園祭と現代京都の都市空間

長い歴史と伝統をもつ都市祭礼は,現代の都市空間においてどのような工夫や調整機構を伴いながら営まれているのでしょうか。
このリサーチでは京都の祇園祭を対象に,山鉾が建てられる現場とその周辺の車道や交通設備との関係,山鉾の部材などを納める蔵の位置と動線,お囃子の練習やご神体の安置,さまざまな神事や会合が行われる会所建築の現代性,山鉾建てに関わる人びとのあり方などを共同調査しています。

松田法子(生活文化学研究室/住環境文化学)



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京都の風致地区における現代住宅のプロトタイプ

豊かな環境に住まうことは私たちの理想です。歴史・文化の町として知られる京都には風光明媚な場所がたくさんありますが,法的な制度によって自然環境と建築物の関係が規定されています。住宅建築は個人的な事象であり,同時に社会的な事象でもあります。つまり住まう人の自由であり,住まう人の責任でもあるわけです。さて,私たちの日常生活の拠点である住宅について,どのような視点から考えれば良いでしょうか。本事例では,その場所の特性を活かし,なおかつ建築の自立性を表現することを目指しました。既存の大きなサクラと地勢を残し,簡潔で明快な空間を構想した結果,春には満開のサクラとウグイスの鳴き声で満たされる家が実現できました。

河西立雄(建築意匠学研究室/住環境計画学)



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急性期病院における持続的改善手法の実践

医療施設は日常生活に欠かすことのできない,生命や健康を守る施設です。そのために医療の進歩の早さや頻繁な医療制度の変更などに対応し,健全経営を維持し,機能し続ける必要があります。如何に計画するのか,と同時に如何に対応し続けるのか,如何に施設を使いこなすのかが問われています。
標は合理的な業務環境,患者さんにとって癒やしの療養環境,職員にとって快適な職場環境の構築です。某医療施設において,建築平面計画・利用者行動・物品供給システム・人員体制の関係を評価軸として,使用後調査-評価-課題抽出-改善計画立案-改善実行,使用後調査-評価-課題抽出,,,,の改善サイクルを継続的に行い,最適化を図っています。

河合慎介(建築計画学研究室/住環境計画学)



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障害児施設における居住環境改善の効果に関する研究

この研究では,施設の建替えに伴って居住環境が改善された障害児施設を対象に,建替え前後約4年間かけて使われ方を調査しました。この施設の特徴はカーペット敷きの「小上がり」の空間です。子供達が家の中で寛ぐと聞くと畳や絨毯の上で寝転んだり,あぐらで座る姿を連想しますが,障害児にとっての家である福祉施設ではリラックスした姿勢で過ごせる場所は殆どありませんでした。調査の結果,建替え後は子供達・職員共にこうした場所にいる時間が大幅に増加し,リラックスした姿勢で過ごすようになりました。そして何よりも職員が子供達の様子を間近で感じられるようになっています。これまで日本の福祉施設は居住環境の水準が低いと指摘されてきましたが,こうした研究成果を元に居住環境の質の向上に繋げていく事が期待されます。

鈴木健二(居住福祉計画学研究室/住環境計画学)



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海風を凌ぐ小屋の形成過程・構法・転用に関する研究

この集落では, 古くは周辺に自生する笹を用いて浜に垣根を造り, 主屋を海風から守ってきました。戦後には徐々に垣根が小屋に置き代わり, 車や生業に用いる道具が格納されるようになりました。こうしたモータリゼーションによる変化は伝統的景観の喪失とも捉えられますが, 浜に沿って建ち並ぶ羽目板の小屋群は他にはない新たな景観を形成しています。私たちはその形成過程を調査するとともに, 海を訪れた人々を迎える施設として小屋群の転用とそのデザインを検討しています。
誰もが価値を認める建造物だけでなく, 誰も気付いていなかったような空間に新たな価値を発見することも, 当研究室の重要なテーマです。

奥矢 恵(インテリアプロダクト学研究室/住環境計画学)



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既存建築物の再生事例における「時間」の表現手法に関する研究

スクラップアンドビルドの高度経済成長の時代が終わり,21世紀は既存建物を改修して使い続けていく「リノベーション」が重要なテーマとなりつつあります。
「リノベーション」において設計者が果たすべき役割は,ただ新しくて機能的な空間をつくれば良いというものではなく,その場所や人々が経験してきた「時間」をどのように受け継いでいくか,ということも同時に考える必要があります。また新しく作られる空間であっても,過去との時間の連続性を感じられる空間であることは,人間がその場所に心地よさを感じるために必要不可欠な条件です。空間の設計において,どのように「時間」を設計対象として扱うことができるのか,をテーマに研究に取り組んでいます。

森田一弥(インテリア計画学研究室/住環境計画学)



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アスファルト舗装材が歩行者の熱ストレスに及ぼす影響に関する屋外実験

現代生活では,ひとたび屋外に出るとアスファルト上を通らずに過ごすことは極めて難しいでしょう。とくに夏は頭上から来る日射だけでなく,地面からの照り返しも堪えます。アスファルトと一口に言っても透水性舗装,遮熱性舗装,保水性舗装など改質した材料が実用化されています。その上を歩く歩行者の熱ストレスを評価するための研究です。
東京都はオリンピックのマラソンコースのアスファルトを遮熱性舗装に変え暑さ対策してきましたが,それでもマラソン競技は札幌で行われることになりました。様々な議論を呼びましたが,この研究結果は,少なくとも暑熱リスクを回避するには札幌移転は極めて妥当な決定であることを示しています。

長野和雄(建築都市環境学研究室/住環境機構学)



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経験的な土壁左官技術への工学的アプローチ

京都にはたくさんの伝統的な木造建築があり,街並みや文化を形成しています。こうした建物を保存するためには,建物を使い続けることが必要です。建物を使い続けるためには,安全への配慮が必要です。京都の伝統木造建築の安全性を考えたとき,優れた特性を持っている材料の一つが土壁です。しかし,経験的に使われている材料なので,品質を管理した材料を工学的に評価するということができていません。産地による組成の違いや,混入させる藁などのタイミングなどの工程を工学的に評価するための研究を行っています。

田淵敦士(木質構造学研究室/住環境機構学)



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住民主体の防災まちづくりにおける知見の収集・還元手法に関する研究

京都の密集市街地には町家や路地など地域の生活文化を伝える空間的な資源が多数ありますが,それらは地震・火災などの災害に対して脆弱です。住環境防災学研究室では,明治初期に起源をもつ京都の元学区の一つである有隣学区の地域防災計画や避難所運営マニュアル作成といった取り組みに参画し,実践を通じて住民主体の防災まちづくりを支援する手法について研究しています。具体的には,防災まちあるきや避難所運営ゲーム,スマフォを活用した避難実験といった,まちの課題をフィールドで実際に体験しながら知見を収集・還元する手法を提案し,それらが住民と専門家の知識の共有や地域の対応力の醸成に果たす有効性について検証しています。「地域の生活文化」と「災害への安全性」,この両者を対立から共存へと転換するうえで,住民間の共感や価値共有が重要であり,そのプロセスのデザインについてアクションリサーチを通じて探求していきます。

前田昌弘(住環境防災学研究室/住環境機構学)



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厦門市における都市緑化空間と鳥類との関係について

公園などの緑地空間は,都市に住む人にとって大切な場です。それは,緑地があることでの心理的緩和や快適性,文化性の向上,都市環境改善の効果などといった様々な要素を含む場だからです。その要素の中の一つに「都市の生物多様性」があります。国内外の政府や地方行政などが都市の中に生き物との共生環境を目指して,豊かな「まちづくり」に進めようとしています。そこで本研究は,緑化が積極的に進められている中国の厦門市を事例に,公園などの緑の状態や植栽状況と,そこにいる鳥類との関係を調べ,都市の生物多様性について探り,調べてきました。その結果,公園などの緑地は,高木や中木,低木,草本など階層的な構造に植栽されていることが多様性を高める大変有効なことであること,様々な植物の種が植えられていることも大切であるなどを示しました。都市の緑地が人や生き物にとって,どうあるべきなのか,これからも研究を進め,都市にとって,人や生き物にとって心地良い緑地空間を創出できればと思う所です。

福井 亘(ランドスケープ学研究室/住環境機構学)



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学会発表・設計活動

研究計画を立案し遂行するだけでなく、成果を国内外の関連する学会や研究会で発表を行い、発信力を身につけます。設計では各種コンペティションに積極的に応募しスキルを磨きます。毎年、発表賞・ポスター賞・研究奨励賞などの受賞者、コンペへの入賞者を輩出しています。

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